資産運用

10年払込保険 VS 10年FIRE

こんにちは。ゆきちです。

30代の循環器内科医です。税理士を目指しながら公務員として勤務する妻(錦:きんちゃん)と10年後のFIREを目指し日々資産運用、節約に勤しんでいます。

今日のテーマです。

10年払込貯蓄型保険の甘い蜜 どうして保険に加入しちゃうのか

資産運用している私達にとって保険は必要なのでしょうか。資産運用ブロガーの私の答えはNoです。

しかし、数年前の私は、外資保険会社の営業で、10年払込貯蓄型保険加入してしまいました。この失敗から10年でFIREを目指すに至ったプロセスを見ていただけますと幸いです。以下の3点に分けてお話ししていきます。

勤務1年目、初期研修医として勤務していた私に母から連絡がありました。母が家族全員に対して加入してくれていた保険がありました。

  1. 病気になった時は保険が入る「医療保険」
  2. 死亡時に受け取れる「死亡保険」
  3. 貯金のように積み立てて増える「養老保険」

以上の3つが複合している「手厚い」感じのする保険でした。母からは、社会人になったのだから今後の保険料は自分で払いなさいと指導をいただきました。

詳細ははっきり覚えていませんが、費用対効果が悪く、すぐに解約しました。

当時投資を勉強していなかった私は、別の保険に入りなおそうとをWeb検索し、外資系の保険会社へ資料請求を行いました。数日後に会社から直接TELがあり近くの喫茶店での営業を受けました。

営業を初めて受けた私は、保険が神様からの贈り物だと確信するほどのインパクトを受けて、すぐに加入しました。

営業されたのは支店長さんでした。初めから保険内容の営業するのではなく、資料請求をしたきっかけや、将来に対する健康不安が大きいのか、長生きリスクが心配なのかなど、とにかく私の悩み考えをしっかりと聴取、共感してくれました。

合間に部長さんにも妻、息子、母親がいること、保険に加入することで得られた安心や、ちょっとしたお得情報を交えて保険の説明してくれました。

話を聞いたのは錦ちゃん(妻)と出会う前でしたが、部長と自分を重ね合わせ保険に加入する気持ちが高まってきたところで、10年払込型の「医療保険」と「養老保険」をすゝめられました。前回加入していたような複合型保険は内容がわかりにくいため、個別に加入した方がいい。子育てで一番費用のかかるのは子供が高校・大学生の頃で、その頃に貯蓄はほとんどできない。10年払い込み型保険は貯蓄が厳しくなる期間までに払い込みが完了するのがメリットだと。

入るなら今ですよ。。と

正直、冷静な判断ではありませんでした。舞い上がって、入っちゃいました。いま営業を受けてもスゲーって感じて、加入しちゃいそうです笑。

しかし、加入した養老保険(米国ドル建て 10年払込型)の積み立てを今年中止しようと考えています。理由を後述しようと思います。

保険と投資を比較してみる

年齢も20代と若く、適度な運動や禁煙、食事(はちょっと自信ないですが、、)など注意している医師の私は、自分が生活習慣病にかかるリスクは低いと考えられます。また60歳までに一般の成人が癌に罹患する可能性は低いです。(需要があれば調べて記事にします。コメントください!)

そのため、保険の加入を検討した時は、「不安を解消する医療型・死亡型」保険よりも、「投資的な要素の強い養老型」保険の方に強く惹かれました。たった10年の我慢で保険料を払えば、あまーい蜜(リターン)が確約されている。そう感じたのです。

加入した保険は3600ドルを10年払い続けると65歳の頃には7万ドルになり、1%ずつ売却が可能と言うものでした。70歳、80歳と運用期間を伸ばしていけば10万ドル近くに達し、死亡時はいつでも10万ドルを払ってくれると言う内容です。

この養老保険とゆきちのFIRE計画を比較してみようと思います。諭吉の FIRE計画は前回前々回の記事(ぜひ見てください!)のとおりで

ゆきちのFIRE計画

30歳からの40歳までの10年間で3000万円投資し、40歳で3800万円、65歳(25年後)には1億3000万円の運用を達成することを目標にしていました。

ずーっと1ドル=100円だったと仮定して上記の保険を計算してみます。毎年36万円(3600ドル)を10年で360万円用意すると65歳(25年後)には700万円(7万ドル)、死亡時には1000万円(10万ドル)と言うことです。

保険の場合(10倍購入すると)

30歳から40歳までの10年間で3600万円を保険会社のに支払い、65歳(25年後)には7000万円、死亡時には1億円手に入る

と言うことになります。自分で運用する場合は元本割れのリスクがあること、保険は元本保証があること(あくまで支払いが満了の場合ですが、)を踏まえるとどちらが正解なのかは人によると思います。非常に長くなりましたがここまでの経過を踏まえ、ゆきちが保険を中止して、自分で資産運用していく理由と10年にこだわる理由を書いていきたいと思います。

10年でFIREを目指している理由

あなたは同じことを何年続けてこれましたか?幼少期にピアノ、水泳、バレエなど英才教育を受けてきた方はたくさんいらっしゃると思います。テレビで目にする演奏会やスポーツに出てくる方達は数十年以上同じことを継続をしきたプロフェッショナルやアスリート達です。

今見てくださっているあなたは子供の頃から継続してきたことでお金を稼いでいますか?そういう方もいるかもしれません。しかし、多数ではないと思います。

ゆきちが医師になると決めたのは公立高校に通っていた16歳の頃でした。3年間の勉強だけでは間に合わず、1年浪人して19歳で医学部に入学した頃までの「4年間」大学入試に本気で取り組みました。それから医学の勉強をしてきましたが医師国家試験の勉強は1年半ほどで数十年以上続けてこれたことが、ゆきちには1つもありません。

アスリートと違う私たち一般人の継続可能な期間は、10年くらいが限界なのではないか。言い換えると、我慢して同じことを継続できるのは10年くらいが限界ではないか。当時の私が、「10年払込型保険」に強く惹かれたのは、10年くらいなら我慢して払い続けられると感じたからだったと断言できます。

株式投資を知った私が、子供に費用のかからない、これからの10年間でFIREに必要な資産を「10年払込」で積み立てていく。この記事をみて資産運用を始める、続けるきっかけにしていただけますと幸いです。一緒にFIRE目指して頑張りましょう。

今日は以上になります。お疲れちゃんでした。

Twitterの投稿から記事を読んでいただき、コメントをいただきました。はじめましての方からのコメント。とってもうれしかったです。ぜひフォームやTwitterからコメントください。

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