資産運用

「リスクを下げると資産が増える」を図解

こんにちは、ゆきちです。

30代の循環器内科医です。税理士を目指しながら公務員として勤務する妻(錦:きんちゃん)と10年後のFIREを目指し日々資産運用、節約に勤しんでいます

今日のテーマです。

「リスクが大きいと、資産が減りやすい」のは本当か。


前回の記事で個別株とインデックスファンドを例に、平均の年利よりもリスク(値動きの幅)の大きさで値下がりの危険性が高まると言うことを取り上げました。

今回は本当にリスクの大小で資産が減りやすい、増えやすいと言うことが言えるのかを考えていきたいと考えています。

ゆきちの10年FIRE計画のおさらい

10年間の積み立て投資で一生分の資産を貯めることを目標にしています。

①10年目まで→ゆきち:勤務医 錦ちゃん:勤務

積み立て運用をしているのでドルコスト平均法が生きる。

資産の値動きが大きいリスク資産の運用に有用。

②10−35年 ゆきち:勤務医卒業しアルバイト 錦ちゃん:税理士として活躍

資産額は初めに決まっていて、リバランスやアセットバランスを変更していくことにだけ注力する。

①と②の運用の大きな違いは、「積み立て投資なのか、一括投資なのか」

と言う点だと思います。

最近、YouTubeで「iFree レバレッジNASDAQ 100」の長期積み立てをおすゝめする動画を目にしました。メリットとして毎月1万円づつ投資した時の合計の資産額には目を見張るものがありました。

ただ、値動きが大きい=リスクが大きいと言うのを理解し、大きなリスクを伴っている。と言うことは理解するべきです。

積み立てている段階ではこの投資信託1本を購入し続けると言うのも投資になると思いますが、一括投資で後は値動きが上向くことを信じて待っているだけですので、ギャンブル要素も強くなってしまいます

前回の記事を書いたり、レバレッジ投信の動画を見ている中で一つの疑問が生まれました。

「リスクが大きいと、資産が減りやすい」のは本当か。

理論的に正しいのか気になり調べてみました。

森村ヒロさんという方のブログでリスクはリターンの敵 – リスクとリターンと複利の関係

という記事を見ました。

グラフを用いて非常に詳細に「リスクが大きくなるにつれて資産が目減りしやすいと言うこと」を示していました。

この記事を参考に自分でも「リスク別のリターンを示すグラフ」を書いてみました。

※ゆきちの理解では、この図は正確な「リスク」を反映するために毎年のリターンが、連続複利収益率に正規分布するという過程を信用した図です。上記のブログ記事で理論的に説明しています。

青→橙色→灰色の順にリスクが大きいです。リスクが大きいほど山の頂点=最頻値(これくらいの資産になる可能性が一番高い点)が横軸の1より低い方へ移動しています

10年の運用で赤の縦線より右側の面積の比率だけ10年後に資産が増えている可能性があると言うことになります。

最頻値が赤のlineより右にあるのは青(リスク10%)だけです。

参考にさせていただいたイーノ・ジュンイチさんの記事を引用します。

画像はイーノ・ジュンイチさんのブログから転記

左右非対称で、右方向になだらかに広がるグラフになっています。これが対数正規分布の形です。そして、対数正規分布には、最頻値、中央値、平均値の3つの値の関係にも特徴があります。

最頻値:もっとも起こりやすい値

中央値:全体のなかの中心に位置する値(中位数ともいいます)

平均値:全体の平均値

そして対数正規分布では必ず最頻値<中央値<平均値、になります。例外はありません。そしてここで中央値の位置を見てください。中央値というのはちょうど真ん中にある数ですので、グラフではここの右側と左側の確率がちょうど50%ずつになるんですね。

http://www.fund-no-umi.com/blog/2009/06/23-78c6.html

つまりリターンが5%の資産運用を10年続けて、10年後に資産が増える可能性が高いのはリスクを10%程度に抑えられた人だけなんです。

この事実は1年で資産を何倍にもしようと考えている人には無用な心配ですが、リターン5−10%で長期運用を行うことを考えているあなたには重要な事実だと考えられます。

また、

「ちょうど真ん中の人の給料」<「平均年収」となるのと同じように

「ちょうど真ん中のリターン」<「平均リターン」

であると言うことも同記事で記載があり、納得と同時に一抹の不安を覚えました。

投資家としては、リスク商品であっても、長期で見れば自分の資産が期待リターンの複利で増えることを期待しますよね?

ところが、対数正規分布の正確によると、残念ながらその期待は裏切られてしまうようです。

対数正規分布では最頻値<中央値<平均値、でしたよね? ということはどういうことでしょう? 平均値が中央値よりも大きい、ということは、リスクのある金融商品にとって、平均値を超える確率は50%以下だ! ということです。

http://www.fund-no-umi.com/blog/2009/06/23-78c6.html

さて、この事実を踏まえゆきちが

「毎年5%程度のリターンを得て、10年で3000万円積み立てを10年で3800万円」

「3800万円の資産を追加投資をせずに、25年で1億円」

にするにはどうすればいいのでしょうか。

今回の学びの結果。目的を「グラフの最頻値をなるべく右にずらす」ことにします。→「結果資産が10年後に増える可能性が上がる」ことになります。

グラフの特徴から、最頻値の点を右(資産が増える方)へ移動させるには2つの方法があります。

  1. 年利を引き上げる。
  2. リスクを小さくする。

①年利を上げる

前回の記事の、ソフトバンクが例になります。

リスク:120%(信頼区間を95%とした場合)

と大きなリスクがあるので資産が減ると思いきや

リターン(年利):37%と圧倒的な増え方をするので結果的には10万円の定期積み立てを10年すると100万円は325万円にまで増えていました

確かにこれも有効な手ですが、個別株はリスクが大きすぎるし、投資信託で得られるリターンには限界があります

リターンを増やすのに有効な手段としては

  • ポートフォリオの株式の比率を増やす
  • レバレッジ投信を一部採用する

ことが挙げられます。

レバレッジ投信については懐疑的になる方もいると思います。実際、ゆきち自身も「アヤシイ」と考えていますが、「ウォール街のランダムウォーカー」(バートン・マルキール著)でも取り上げられている事実なんです。

今後調べて、レバレッジによるメリットがはっきりわかれば記事にしたいと思います。

②リスクを小さくする

こちらの方が現実的でしょうか。100%株式ではリスクはそのまま、もちろん100%の債券ならリスクはかなり小さなものになります。

ですが株式50%:債券50%にするとなぜかそのリスクは、「株式のリスク+債券のリスク」の半分より小さくなります。

以前記載したリバランスが効くこと

そのほかに分散投資を行うことで「非システマティック・リスク」を減らせることが挙げられます。→これも今後取り上げたいです。こちらも「ウォール街のランダムウォーカー」(バートン・マルキール著)で取り上げられています。

上記を考慮すると

  1. リターンを取るために株式の比率を上げる
  2. リスクを下げるために債券の比率を上げる
  3. リスクを下げるために債券を含め複数のアセットに分散する
  4. リターンをさらに上げたいなら一部レバレッジ資産を採用する

①と②はどうしても拮抗しますよね。ここは年齢や勤務形態(サラリーマンなのか、自営業なのか、はたらいていないのか)で比率を変えていくべきでしょう。

どの世代でも、通用する方法は③でリスクを減らし、④でリターンを増やすということになります。ゆきち個人はまだはっきりすゝめられませんが、④も選択肢になるということになリます。

今日の記事のまとめとしては、

  • リターンを超える大きなリスクは、資産を目減りさせる可能性が高い。
  • グラフからみると「中央値のリターン」<「平均リターン」(平均リターンよりなかなか資産は増えない)
  • 少しでも10年後の資産を増やすには「リターンを増やす」か「リスクを晴らす」か。

今日は以上になります。お疲れちゃんでした。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA